なぜチップ制で2倍以上あのマジシャンは稼げるのか?最高のドレッシングの話

こちらは業務提携をしている、月1回以上お仕事をしているマジシャンに、クライアントへの心構えとして月に3本ほど書いてる記事です。世の中のマジシャンの役に立つと考えて今回特別に公開します。
【なぜ稼げるかという話】ありがたいことに「翔さんホッピングで稼げますね!秘訣はなんですか?」という話を毎回若手に聞かれます。社長になり5年目で多少は信頼を得た今だから言うと、正直にいってざっと見ただけでも大きいところで10個、細かいところで100個ぐらい違いがあると自分では思っています。
その中で最もつまらない話だけど役立つ話をすると、、、(いいですか?本当につまらないですよ笑)
単純に試合数の違いです。ようはお客さんに声をかける数と実演する数の違いです。チップ制ホッピングの場合、いつでも好きなタイミングに上がることができますが、、終わるタイミングが自分自身の采配で上がれる。これが甘えを生む。
一番最初に1年目、2年目、私がホッピングをやり他の先輩マジシャンと比べたときに、技術力、演目数は大きく劣っているのは明らかでした。劣っている商品をそのまま出し続けられないと思った私はひとまず自分の中で決めた誓いがあります。店の中にいる人全員に声をかけよう。それまでは絶対に終わらない。ということ。そして一度晩ごはんを食べたらもう1回必ず現場に戻ってくること。
実演が単純に1テーブル5分だとして、2テーブル10分実演を毎回他のマジシャンより多くやるとします。週3日、月4週計算で120分、年間通すと×12か月で=2400分、時間になおすと40時間。
マジシャンのホッピング時間を多く見積もり毎日4時間と考えると、40割る4時間、年間で10日多く稼働、これが5年たつと50日約2か月多く時間をつくることになります。2テーブル多く実演するだけで5年で2か月の差がでます。あくまで実演数なのでこれに声掛けてダメな時間を入れると2倍近く、5年で4か月分の差、10年で8か月の差(ざっくり1年の差、、ざっくりしすぎ笑)です。
全国高校サッカーで有名な国見高校があります。(元日本代表大久保選手などを輩出)その強さの秘訣がとにかく試合数を多くすることで監督自ら朝早く起きて、バスを運転し、1日でも多く試合をするそうです。
私は元々放送局と予備校で働いていました。入ってきたときは仕事が全くできない社員、昔のロボットのように話せない先生が5年の月日を得て見違えるように仕事ができるようになる様を見てきました。自分が抜かれていく様子も痛いほど見ました笑 それはなぜか。人より多く試合をしていたのですね。
もちろんただ試合をするだけでなく、日々改善点を頭の中で出しよりよくしようという意志もセットでないと伸びません。しかし圧倒的な試合数、圧倒的な量が天才に勝つ様子を何度も目の前で見てきました。もちろん競技によっては天才には勝てないでしょう。でも芸能という仕事は凡才でも天才でも同じ商品棚に並びます。だったら試合数というドレッシングだけでも最高のものをかけて、素材の人と勝負したい。余談ですがドレッシングは英語でドレス+シングで着飾るという意味があります。
現在、弊社マジカルコミュニケーションは提携する飲食店の数は日本最大の約80店舗、マジシャンの提携数は50人、インターネットの口コミや現場にいったレポートの数は自社や他社、第3者機関も含めて、370本、口コミ☆5評価は230件、月80件の派遣実績があります。その秘訣は人より1,2歩経験を積むなのです。
とはいえ令和のこのご時世、この考え方はみなさんにあわないことも理解はしていて、みなさんには「好きなタイミングであがっていいし、好きなようにやっていいよ」と声かけしています。副業でマジシャンをしている人もいますので、仕事に対する距離感は様々、50人をまとめるリーダーとしてはこれが最適解だと思っていますが、「なぜ稼げるのですか」という問いに正面からぶつかると、大きな理由のうちの1つがこれですよということもまた事実。
それでは今日も現場でクライアントをお客様を幸せにしてきましょう!